【オリコン】文庫版『1Q84 BOOK1』前後編が1位2位独占
村上春樹の『1Q84 BOOK1<4月-6月>』の前後編(ともに3月28日発売・新潮社)がそれぞれ週間13.0万部、9.2万部を売り上げ、4/9付“本”ランキング文庫部門で1位、2位を独占した。『~前編』は、今年1/23付で佐伯泰英『東雲ノ空居眠り磐音江戸双紙38』(双葉社)が記録した12.7万部を超え、今年度最高週間売上を記録した。
同作は、2009年5月に発売され、社会現象となるヒットを生んだ村上春樹5年ぶりの長編作品の文庫版。単行本は現在もBOOK部門歴代7位という記録を持ち、文庫版発売決定直後から話題を呼んでいた。
文庫化を待ち望んでいた若い世代や、単行本は持っているものの持ち運びの便利さなどから買い直しの需要もあり、想定以上の売れ行きを見せているという。今後、『BOOK2』が4月27日、『BOOK3』が5月29日に発売されるため、しばらくは『1Q84』人気が続くことになりそうだ。