「1973年のピンボール」の名言集
1973年のピンボール
出版社:講談社文庫
単行本発売日:1980/01
文庫:183ページ
P.92
「猫の手を潰す必要なんて何処にもない。とてもおとなしい猫だし、悪いことなんて何もしやしないんだ。それに猫の手を潰したからって誰が得するわけでもない。無意味だし、ひどすぎる。でもね、世の中にはそんな風な理由もない悪意が山とあるんだよ。あたしにも理解できない、あんたにも理解できない。でもそれは確かに存在しているんだ。取り囲まれてるって言ったっていいかもしれないね。」
P.105
「遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見える。」